【FP2級】独学/一発合格に向けた攻略法【優先順位と勉強時間】
これからFP2級を受検する皆様、こんな疑問をお持ちではないでしょうか。
- FP2級は独学で合格できるの?
- 勉強時間はどれくらい?
- 効率の良い勉強方法は?
今回はFP2級〜1級まで独学で合格できた筆者の実体験を踏まえ、これらの疑問にお答えします。
FP2級の勉強方法
FP2級の学習方法として大きく次のような方法が考えられます。
- テキストを使って独学で学習する
- 資格のスクールに通う
- 通信講座(DVD)で学習する
- オンライン講座(スマホ)で学習する
- ヤギハシ先生のFP講座(当サイト)などの無料サイトで学習する
独学→通信講座→スクールの順に手厚い指導を受けることができますが、そのぶんお金もかかります。それぞれ必要な費用のイメージは次の通りです。
学習方法 | 必要コスト |
---|---|
独学 | 5,000円程度 |
通信講座(スマホ) | 30,000円程度(スタディング FP講座) |
通信講座(テキスト・DVD) | 100,000円程度(TACなど) |
スクール通学 | 100,000円程度(TACなど) |
ヤギハシ先生のFP講座(当サイト) | 無料 |
学習方法によって費用は大きく異なります。
通信講座(DVD)やスクールに通うことを否定はしませんが、さすがに100,000円はちょっと高い気がしますよね。
FP2級は独学でも十分合格できるので、そこまでお金をかける必要はないと思います。
独学なら市販の参考書と問題集さえ買えばいいので、せいぜい5,000円くらいの投資で済みます。お金をかけずに合格したいなら、独学を選ぶのが1番です。
ちなみに筆者が推奨する参考書と問題集は、「受かる!FP2級王道テキスト」と「受かる!FP2級王道問題集」です。
FP2級の参考書・問題集はたくさんの種類がありますが、筆者がほぼ全てを見比べたうえで最も効率的に学習できる参考書・問題集だと判断しました。
- 過去問を網羅する情報量
- 試験で出るポイントを分かりやすく表示
- オールカラーで読みやすい
見やすい参考書は他にもありますが、簡略化しすぎて必要な情報量が網羅されていない参考書も見受けられます。
それでも合格ラインには届くかもしれませんが、確実に合格するには正直心許ないです。
その点、王道テキストは少し細かいところまで解説がされていて、情報量としては十分です。
単に情報量が多いだけでは読むのに疲れてしまいますが、決して不要な情報があるのではなく、カラー使いもキレイで非常に読みやすい仕上がりです。
参考書に迷ったらぜひ選んでみてください。
なお、問題集はテキストと合わせた方が良いです。必ずセットで買いましょう。
例えば、紹介したFP王道問題集では、設問の詳しい解説があるテキストのページが示されているので、効率的に学習ができるわけです。
でもよ、おれは自力でやれる自信がないぞ
カピバラくんのように、完全に独学だとツライという人には、通信講座(スマホ)を考えてもいいかもしれません。
「STUDYing(スタディング)」というサービスであれば、30,000円程度でFP2級講座を受講することができます。
動画講義で試験範囲を全てカバーしているので、テキストを購入する必要はありません。模擬試験を含め、練習問題もかなり充実しています。
なにより、スマホで移動時間や空き時間に気軽に学習できるのが最大のメリットです。
そこそこの投資で効率的に合格したい人には「STDYing(スタディング)」はおすすめの勉強方法です。詳しくは以下の記事で解説しています。
FP2級の勉強時間
出題範囲の広いFP2級試験ですが、必要な勉強時間はどれくらいでしょうか?
一般的には120〜150時間くらいだと言われています。
毎日1時間半〜2時間くらい学習するとして、ざっくり2〜3か月かかるイメージですね。
社会人の方であれば、仕事や飲み会で帰りが遅くなることもあるでしょう。そういった場合は、休日に集中して学習することもあるかもしれません。
もちろん必要な勉強時間は個人差がありますので、100時間未満で十分という人もいれば、200時間は必要という人もいるでしょう。
また、ギリギリでもいいからとにかく合格したい人と、FPの知識をしっかり身につけたうえで合格したい人でも、必要な学習時間は変わってきますよね。
FP2級はしっかり勉強すれば、必ず合格できる試験です!
勉強の順番(分野別の学習順)
独学でも通信講座でも、まずは試験範囲全体をさらっと流してみるのが良いでしょう。
そうすると、おそらく多くの人が思うのが、
「ライフプランニングと資金計画」と「タックスプランニング」が難しくないか…?
ということです。
特に最も難解なのが「ライフプランニングと資金計画」です。
公的年金と社会保険の制度がとにかく分かりづらい。特に公的年金は、そもそもの仕組み自体が難解な設計になっているため、簡単には理解できません。
次に「タックスプランニング」ですが、要するに税金の話なので、馴染みのない方にとっては学習が苦痛に感じるかもしれません。
この2つの分野は、完全にマスターしようと思うとなかなか苦労します。
比較的理解がしやすく、試験問題もパターン化されているのが「不動産」と「相続・事業承継」です。
特にこだわりがなければ、「不動産」と「相続・事業承継」から始めるのがオススメです。
この2分野は、宅建やFP1級などの試験とも関連性が深いため、しっかり学習しておいて損はありません。
イメージとしては、次のような順番で進めていくと良いと思います。
「ライフプランニングと資金計画」は後回しでも良いってことだな
人によって得意分野・苦手分野は異なるので、どの順番が良いかは一概には言えません。
保険会社に勤務していれば、「リスク管理」は他の受検者よりも簡単に感じると思います。
重要なのは最低2つ、できれば3つ確実に得点できる得意分野をつくることです。
2つの分野で満点近く取れれば、苦手分野が壊滅しても十分カバーできるからです。
まずは2つの分野をマスターすることをオススメするよ!
実技試験対策
実技試験では、学科試験以上の知識は求められません。
学科試験の学習で身に付けた知識で十分対応できるので安心してください。むしろ学科試験よりも基礎的なことが問われることが多く、点数は取りやすいです。
また、実技試験の問題はパターン化されているので、試験前に過去問を繰り返し学習しておくのが効果的です。
問題パターンに慣れてさえしまえば、恐れる必要はありません。
実技と言われると難しそうだが、そんなことはないんだな!
- FP2級の実技試験は学科試験の知識で対応可能
- 問題はパターン化されているので、過去問でしっかり対策しておこう
まとめ
最後にFP2級の学習のポイントをまとめておきます。
- FP2級は独学でも十分合格可能!
- 少しお金をかけられる人は、スタディング FP講座もあり
- 必要な勉強時間は150時間程度
- 6分野のうち最低2分野をマスターしよう
- 「不動産」と「相続・事業承継」から始めるのがおすすめ
- 実技試験は恐るに足らず、過去問で対策を
FP2級は勉強の進め方を間違えなければ、必ず合格できる試験です。
お金の知識を体系的に身に着けたい人や、キャリアアップを目指したい人にオススメの資格なので、ぜひチャレンジしてみてください。
最後に独学にオススメの参考書&問題集を改めて紹介しておきます。