*このページは2020年7月19日に更新しました。
FP2級の勉強方法
FP2級の学習方法として大きく次の3つの方法が考えられます。
- テキストを使って完全に独学
- 通信講座を使って学習する
- スクール(資格の○○など)に通う
独学→通信講座→スクールの順に手厚い指導を受けることができますが、そのぶんお金もかかります。それぞれ必要な費用のイメージは次の通りです。
独学(市販のテキスト) | 3,000円〜10,000円 *テキスト・問題集の代金 |
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通信講座(スマホ) | 28,000円程度 *STDYing(スタディング)のサービスを利用した場合 |
通信講座(DVD) | 100,000円程度 *資格のTACの通信講座を利用した場合 |
スクールに通う | 100,000円程度 *資格のTACの通学講座を利用した場合 |
学習方法によって費用が大きく異なります。
通信講座(DVD)やスクールに通うことを否定はしませんが、さすがに10万円はちょっと高い気がしますよね。
FP2級は独学でも十分に合格できる試験なので、個人的にはそこまでお金をかける必要はないと思っています。
独学なら市販のテキストと問題集さえ買えばいいので、ミニマム3,000円くらいの投資で済みます。お金をかけずに合格したいなら、独学を選ぶが1番です。
カピバラくんのように、完全に独学だとツライという人には、通信講座(スマホ)を考えてもいいかもしれません。
「STUDYing(スタディング)」というサービスであれば、28,000円程度でFP2級講座を受講することができます。
動画講義で試験範囲を全てカバーしているので、テキストを購入する必要はありません。模擬試験を含め、練習問題もかなり充実しています。
なにより、スマホで移動時間や空き時間に気軽に学習できるのが最大のメリットです。
また、個人的におすすめなのは、1度利用すると低価格で更新版が購入できることです。もし1回目の受検で不合格になってしまっても、1万円程度で次年度の試験に対応した講座に更新することができます。FP試験は法改正の影響を受けるので、これはありがたいサービスですね。
そこそこの投資で効率的に合格したい人には、「STUDYing(スタディング)」はオススメの勉強方法です。
>>「STUDYing」について詳しくはコチラで解説しています。
FP2級の勉強時間
出題範囲の広いFP2級試験ですが、必要な勉強時間はどれくらいでしょうか?
一般的には120〜150時間くらいだと言われています。
毎日1時間半〜2時間くらい学習するとして、概ね2〜3か月程度かかるイメージですね。
社会人の方であれば、仕事や飲み会で帰りが遅くなることもあるでしょう。そういった場合は、休日に集中して学習することもあるかもしれません。
もちろん必要な勉強時間は個人差がありますので、100時間未満で十分という人もいれば、200時間は必要という人もいるでしょう。
また、ギリギリでもいいからとにかく合格したい人と、FPの知識をしっかり身につけたうえで合格したい人でも、必要な学習時間は変わってきますよね。
勉強の進め方
独学でも通信講座でも、まずは試験範囲全体をさらっと流してみるのが良いでしょう。
そうすると、おそらく多くの人が思うのが、
ということです。
特に最も難解なのが、「ライフプランニングと資金計画」です。
公的年金と社会保険の制度がとにかく分かりづらい!特に公的年金は、そもそもの仕組み自体が難解な設計になっているため、簡単には理解できません。
次に「タックスプランニング」ですが、要するに税金の話なので、馴染みのない方にとっては学習が苦痛に感じるかもしれません。
この2つの分野は、完全にマスターしようと思うとなかなか苦労します。
一方で、比較的理解がしやすく、試験問題もパターン化されているのが「不動産」と「相続・事業承継」です。
特にこだわりがなければ、「不動産」と「相続・事業承継」から勉強を始めるのがオススメです。
この2つの分野は、宅建やFP1級などの試験とも関連性が深いため、しっかり学習しておいて損はありません。
イメージとしては、次のような順番で進めていくと良いと思います。
- まずは全体をさらっと流す
- 「不動産」と「相続・事業承継」を学習
- 「リスク管理」と「金融資産運用」を学習
- 「タックスプランニング」と「ライフプランニングと資金計画」を学習
もちろん人によって得意分野・苦手分野は異なるので、どの順番が良いかは一概には言えません。
例えば保険会社に勤務している人であれば、「リスク管理」には馴染みがあって他の人よりも簡単に感じると思います。
重要なのは、最低2つ、できれば3つ、確実に得点できる得意分野をつくることです。
仮に2つの分野でほぼ満点が取れれば、苦手分野が壊滅しても十分カバーできるからです。
実技試験対策
実技試験では、基本的に学科試験以上の深い知識を求められることはありません。
学科試験の学習で身に付けた知識で十分対応できるので安心してください。むしろ学科試験よりも基礎的なことが問われることが多く、点数は取りやすいです。
ただし、配点が大きい問題を間違えてしまうと、他でカバーするのが難しいので注意しましょう。
実技試験の問題はパターン化されているので、試験前に過去問繰り返し学習しておくのが効果的です。
学科試験で問われる知識を身につけたうえで過去問をこなしていけば、恐れる必要はありません!
まとめ
最後にFP2級の学習のポイントをまとめておきます。
- FP2級は独学でも十分合格可能!
- 少しお金をかけられる人は、通信講座(スマホ)がおすすめ!
- 必要な勉強時間は150時間程度!
- 5分野のうち最低2分野をマスターしよう!
- 不動産と相続・事業承継は得点源!
- 実技試験は過去問で対策を!
