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【FP2級】教育資金〜教育ローンと奨学金〜

ヤギハシ先生
ヤギハシ先生
今回は教育資金がテーマです。国の教育ローンと日本学生支援機構の奨学金をおさえておこう!
今回の目標
  1. 国の教育ローン(教育一般貸付)を理解する
  2. 日本学生支援機構の奨学金制度を理解する

国の教育ローン

教育資金と教育ローン

子どもにかかる教育資金は小学校から大学まで、ずっと公立でも1,000万円くらい、私立だと2,000万円くらいかかると言われています(医学部はそれ以上!)。

特に子どもが大学に進学するとなると、入学時にはまとまった資金が必要になることに加え、仕送りや下宿費用がかかることから、早めに資金を準備しておく必要があります。

大学入学への備えとして、例えば「学資保険」を利用する方法があります。

しばいぬくん
しばいぬくん
学資保険とは、例えば「子どもが18歳になるまで毎月◯万円」のような形で保険料を積立をする商品だよ。子どもが18歳などに達した時に満期金が受け取れます。万が一、契約者(親)が死亡した時には、それ以降の保険料の支払いが免除されるのが特徴だよ。

とはいえ、大学にかかる資金を全てを自己資金でまかなうのは大変な話です。

そこで頼れるのが教育ローンです。
教育ローンには、民間金融機関の独自の商品と、国の教育ローンがあります。

FPの試験で出題されるのは、国の教育ローンの方です。特徴をおさえておきましょう。

国の教育ローン(教育一般貸付)のポイント

国の教育ローンは正式には「教育一般貸付」と言います。特徴は次の通りです。

  • 融資限度額は350万円(6か月以上の海外留学の場合は450万円)
  • 大学の入学金や授業料だけでなく、下宿費用や定期代、教科書やパソコンの購入代金の支払いなどに使ってもOK
  • 子どもの人数に応じて年収制限がある(年収が多すぎる人は借りられない)
  • 返済期間は原則15年以内
  • 金利は固定金利
  • 借入の窓口は日本政策金融公庫
カピバラくん
カピバラくん
パソコン代とか、色んな用途に使えるんだな。オレあんまり頭よくないけど貸してもらえるかな?

ヤギハシ先生
ヤギハシ先生
教育ローンの審査に学力は関係ないから大丈夫!ちなみに「教育一般貸付」はこれから解説する日本学生支援機構の奨学金と併用ができるよ。この点もおさえておこう!

奨学金制度

日本学生支援機構の奨学金制度

教育資金の手当てとして、日本学生支援機構の奨学金制度を活用する手もあります。

教育ローンでは契約者の親が返済するのに対して、奨学金制度では基本的に学生が卒業後に返済することになります(返済自体が不要な奨学金もあります)。

奨学金は誰でも利用できるわけではなく、親の年収や子の学力による選考が行われます。
親の年収が多かったり、高校の成績が基準に満たない場合は、奨学金制度を利用できないこともあるので注意が必要です。

奨学金の種類

日本学生支援機構の奨学金として、次の3種類をおさえておきましょう。

  1. 貸与型(第1種奨学金)…無利子
  2. 貸与型(第2種奨学金)…有利子(ただし、在学中は無利子)
  3. 給付型…返済自体が不要

このように、貸与型には「第1種奨学金」と「第2種奨学金」の2種類があり、その違いは利子の有無です。第1種が無利子で第2種が有利子です。

カピバラくん
カピバラくん
そんなの無利子が良いに決まってるじゃないか。

ヤギハシ先生
ヤギハシ先生
もちろんそうなんだけど、第2種の方が選考基準が厳しいんだ!ちなみに要件を満たせば、第1種と第2種を併用することもできるよ。

給付型は2017年に創設された制度で、無利子であるうえに元金の返済も不要です。
こちらは、住民税非課税世帯や生活保護を受けている家庭など、経済的に困窮した学生に対象が限定されています。

それぞれの違いをしっかり整理しておきましょう。

ヤギハシ先生
ヤギハシ先生
今回の講義はここまで!「相続・事業承継」の範囲だけど、教育資金は「教育資金の一括贈与制度」も合わせて学習しておこう。次回は「公的医療保険」を学習します!

>>公的医療保険