不動産

【FP2級】不動産の証券化と不動産投資信託(J-REIT)

*このページは2020年7月25日に更新しました

ヤギハシ先生
ヤギハシ先生
今回のテーマは不動産の証券化と不動産投資信託(J-REIT)です。細かい知識は要求されないから安心してね!いよいよ不動産の学習もオーラスです!
今回の目標
  1. 不動産の証券化の仕組みを理解する
  2. J-REITの仕組みと税制を理解する

不動産の証券化

不動産の証券化とは、不動産から生み出される収益を裏付けとした証券を発行し、不特定多数の投資家にその証券を購入してもらうことで資金を調達する手法です。

土地所有者は資金を受け取る代わりに、不動産の賃料収入などを配当として分配します。

不動産の証券化は、土地保有者・投資家それぞれにメリットがあります。

不動産証券化のメリット
  • 土地所有者にとっては、投資家から広く資金を調達できる
  • 投資家にとっては、少額から不動産に投資できる
しば犬くん
しば犬くん
証券は他人に譲渡することもできます。不動産は購入価格が高いため流動性は低いといわれますが、証券化すれば低額での譲渡が可能となり、流動性が高まるというわけです。

不動産投資信託(J-REIT)

不動産投資信託(J-REIT)の仕組み

不動産投資信託(J-REIT)とは、不動産を証券化した商品の1つです。

主にオフィスビルや大型のショッピングセンターなどを投資対象としており、そこから得られる賃料収入や売買益を投資家に配当として分配します。

不動産投資信託(J-REIT)は金融商品取引所に上場されており、証券会社を通じて誰でも売買することができます。

ところで、不動産投資信託(J-REIT)は「クローズド・エンド型」の商品になります。

「クローズド・エンド型」というのは、売却したい時に発行者に買い取ってもらうのではなく、金融商品取引所を通じて売却する投資信託を指します。

金融商品取引所では上場株式と同じように時価で売買ができるため、不動産投資信託(J-REIT)は流動性が高い商品と言えるでしょう。

不動産投資信託(J-REIT)の課税

FP2級で頻出なのは、不動産投資信託(J-REIT)の税制です。

不動産投資信託(J-REIT)で税金が発生するのは次の2つのケースです。

  1. 保有している不動産投資信託(J-REIT)から分配金を受け取ったとき
  2. 不動産投資信託(J-REIT)を売却して売却益が出たとき

それぞれどのように課税されるのか、下の表で整理しておきましょう。

分配金 配当所得として、20.315%の源泉徴収
*ただし、配当控除は受けられない
売却益 上場株式等の譲渡所得として、20.315%の申告分離課税

不動産投資信託(J-REIT)の課税は、基本的には上場株式と同じ扱いになります。

ただし、不動産投資信託(J-REIT)の分配金は配当控除の対象にはならないという点は押さえておきましょう。ここが上場株式とは異なる点です。

不動産投資信託(J-REIT)の分配金は、「不動産所得」ではなく「配当所得」です。ひっかけ問題に注意しよう!

まとめ

最後にまとめです。

不動産の証券化と不動産投資信託(J-REIT)
  • 不動産の証券化とは、不動産からの収益を裏付けとした証券を発行し、不特定多数の投資家にその証券を購入してもらうことで資金を調達する手法
  • 不動産投資信託(J-REIT)は、金融商品取引所を通じて誰でも売買できる
  • 不動産投資信託(J-REIT)の分配金は、「配当所得」として源泉分離課税(税率は20.315%)
  • 不動産投資信託(J-REIT)の売却益は、申告分離課税(税率は20.315%)

カピバラくん
カピバラくん
よし!いよいよ不動産の勉強も終了だな!
ヤギハシ先生
ヤギハシ先生
ここまでよく頑張ったね!不動産分野は得点源になるから、しっかり復習することをオススメするよ!お疲れ様でした!